GitHub Well-Architected 提供開始のお知らせ🎉

GitHub は、GitHub Well-Architected Framework の初公開を発表できることを大変嬉しく思っています。

設計思考と規範的な推奨事項を組み合わせたこのフレームワークは、リーダーと GitHub 管理者が優先順位の最も高いビジネス目標を達成できるようにします。

サイトのコンテンツは、GitHub のお客様対応エンジニア、広範なパートナー コミュニティ、カスタマー コントリビュータを主力として作成されたもので、GitHub Well-Architected Framework の 5 つの主な柱を中心に構成されています。

Well-Architected を使用する理由

GitHub のお客様が求めているのは、一連の機能を取得することではなく、問題を解決することです。それこそが GitHub Well-Architected Framework の設計で目指したものであり、ソフトウェア開発プラットフォームが達成を支援でき、支援すべきであるビジネス目標に焦点を当てるとともに、これらの目標を達成するために GitHub を使用する方法に関するこだわりのあるガイダンスを提供しています。判断にトレードオフはつきものですが、このフレームワークは、これらのトレードオフを理解し、ユーザー固有の状況に対して最善の判断を下すために役立つようにも設計されています。フレームワークにはアクティブなコントリビュータ コミュニティがあり、そのコンテンツはこれからも拡大し続けます。

フレームワークの概要

GitHub Well-Architected Framework (略して GitHub "WAF") は、複数の階層で構成されています。

• 柱: フレームワークが対応する基本トピックです。各柱は、柱の戦略に従うことで達成できる具体的なビジネス成果によって定義されています。

• 設計原則: 各柱は、それぞれが "何" を "どのように" 達成するかを説明する設計原則でサポートされており、効果的な目標の達成へとチームを導きます。例えば、"生産性" の成果を達成したい場合は、自動化、継続的な改善、およびフィードバックなどのトピックを意思決定プロセスの最優先事項として考える必要があります。

• チェックリスト: これらは、設計原則と柱全体の実装を評価するために使用できる実行可能なアイテムです。チェックリストは、現状評価の優れた出発点になります。

• シナリオと推奨事項: これらは、シナリオベースの推奨事項とトレードオフに重点を置いた記事です。技術的な例を用いて、ユーザーが行う判断の意味合いと、それらが組織に及ぼす影響を理解できるように設計されています。

サイトのコンテンツは、これからますます拡大されます。GitHub は、お客様の一般的なシナリオとフィードバックに基づくコンテンツでフレームワークを絶えず改善していくことに全力で取り組んでいます。

ぜひ wellarchitected.github.com をご覧いただき、提供されているリソースをご活用ください。熟練のアーキテクトであるか、駆け出しのアーキテクトであるかにかかわらず、サイトを役立て、インスピレーションを得ていただけることを願っています。

次のステップ

昨年の GitHub Universe での発表からのビジョンに基づいて、GitHub は Copilot で再出発を遂げました。GitHub Well-Architected も例外ではありません。GitHub では、ユーザーに最も関連のある回答とコンテンツをさらに見つけやすくするために努力を重ねており、ネイティブ Copilot エクスペリエンスに向けた GitHub の取り組みは、これを実現するために役立ちます。

また、GitHub Well-Architected 評価ツールの構築作業も進めています。このツールは、Well-Architected フレームワークに照らした GitHub 環境の評価を迅速化し、最も大きな影響を及ぼす改善機会を特定します。