GitHub Copilot Extensions とは

このラーニング パス モジュールでは GitHub Copilot Extensions に関連する最も多い質問、つまり、その内容、入手方法、ビルド方法などについて取り上げます。

GitHub Copilot Extensions は、サードパーティのツールやサービスを GitHub Copilot Chat のインターフェイスなどに直接統合することで GitHub Copilot の機能を強化するひとつの方法です。これらの拡張機能によって、外部システムとのインタラクション、インサイトの収集、タスクの自動化を、開発環境を離れることなく行えます。GitHub Copilot Extensions は、ワークフローの合理化、コンテキスト切り替えの削減、生産性の強化に役立ちます。データベース管理やパフォーマンス監視、または API とのインタラクションなど、拡張機能によって GitHub Copilot の汎用性と効果が高まります。

拡張機能が「輝く」場所

拡張機能はそのビルド方法に応じて複数の環境で使用できます。拡張機能は、Visual Studio Code、Windows 上の Visual Studio 2022、GitHub.com 上で直接など、複数のエクスペリエンスをサポートできます。GitHub Copilot Extensions は、外部ツールをワークフローに統合する必要があるシナリオで特に有益である可能性があります。たとえば、Visual Studio Code の場合、拡張機能で Language Model API と Chat API を活用してコンテキスト アウェアなアシスタンスを提供することができ、開発者はデータベースのクエリ、問題の追跡、デプロイの管理を各自のエディタから直接行いやすくなります。さらに、GitHub Copilot Enterprise で利用可能な @github 拡張機能といったすべてのチャット インターフェイスに情報を表出させる拡張機能も実現できます。これらのプラットフォーム全体でシームレスに統合することで、作業場所に関係なくこのフローを継続できます。

拡張機能を入手する: GitHub Marketplace

拡張機能は、一般提供されている拡張機能のハブである GitHub Marketplace で検索し、そこからインストールすることができます。個々のコントリビュータ、組織、GitHub パートナーが作成したさまざまな拡張機能を検索できます。Marketplace は GitHub Copilot Extensions の域を越えて、コーディング慣行を改善し、CI/CD パイプラインと統合し、使用しているテクノロジに応じて専門的に支援するツールを提供します。拡張機能のインストールは簡単です。希望する拡張機能を検索してその機能をレビューし、それをわずか数クリックの操作で開発環境に追加できます。さらに、管理者は拡張機能を組織全体にインストールすることもできます。

Visual Studio Code など、単一のプラットフォームにビルドされた拡張機能は他の場所で公開され、異なる形でインストールされる可能性がある点に注意してください。たとえば、Visual Studio Code の拡張機能は Visual Studio Marketplace 経由で入手し、そこから GitHub Copilot 対応の拡張機能をインストールできます。

誰が GitHub Copilot Extensions をビルドできるのか

GitHub Copilot Extensions は誰でもビルドできます。誰をターゲットとしているのか、拡張機能をどこに表出させたいのかを検討する必要があります。その拡張機能は自分だけのものですか? 広範なリーチを実現したいですか? 望みが何であれ、それをすぐ簡単に実現できます。コーディングを開始するだけです。社内ワークフローに合わせたプライベートな拡張機能を作成する追加オプションがあるため、組織は、アクセスやデプロイについて組織管理者との調整が求められる企業固有のニーズに沿う形で GitHub Copilot の機能を拡張できます。

いずれにせよ、GitHub Marketplace 経由で拡張機能を全世界と共有したいか否かを検討する必要があります。検証済みパブリッシャーになる必要があり、GitHub Technology Partner Program への参加を検討する必要があります。GitHub Technology Partner Program に参加すると追加的なサポートを得られ、拡張機能のリーチと認知度を高めることができます。拡張機能を公開する開発者は、外部システムとのインタラクションにあたってデータのプライバシーやセキュリティを確保するといった、GitHub が規定するガイドラインを遵守する必要があります。