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GitHub Actions でのワークフロー管理とオートメーション戦略中級

Bekah Whittle
Bekah Whittle // Director, Field Services // GitHub

このモジュールでは、GitHub Actions を使用したワークフロー管理、オートメーション、高度なテスト、スケーラブルなデプロイ戦略に焦点を当てます。目標は、開発パイプラインの効率的で安全なオートメーションに必要なツールを身に着けてもらうことです。これらのガイドは、個々の開発者と Enterprise チームの両方が適用対象で、業界のエキスパートからの実践的アドバイスと、プロジェクトとデプロイの効果的な管理のベスト プラクティスが含まれています。

ジョブの使用状況メトリクスを使用して情報に基づいた意思決定を行う方法、効果的なテスト マトリックスを設定する方法、最適なランナーのサイズを選択する方法を学びます。これらのガイドは、デプロイの保護と業界標準の遵守も強調しています。

ワークフローのトラブルシューティング、リソースの最適化、テストとデプロイの拡張など、目的にかかわらず、このモジュールは GitHub Actions を使用して運用効率を達成するためのロードマップを提供します。

前提条件

  • GitHub アカウント (一部のガイドは、GitHub Enterprise アカウントの Organization の管理者権限があるほうが理解しやすいです)

  • GitHub の基本的な操作を知っている ([GitHub Actions] タブを見つける、ファイルを開いて編集するなど)

  • YAML ファイルの基本知識、あるいは YAML について学ぶ意欲 (GitHub Actions の構成は YAML で記述されているため)

  • ソフトウェア テストとデプロイの概念についての一般的な知識

中級モジュールの概要

ガイド 1: ランナーグループを GitHub Actions にプロビジョニングする

ランナーグループを作成して構成し、リポジトリとワークフローのアクセス設定を調整し、特定のランナーをグループに接続して GitHub Actions のパフォーマンスを向上させます。

ガイド 2: GitHub Actions で再利用可能なワークフローを作成する

より効率的に自動化を行うために、再利用可能なワークフローを使用します。主要な要素、構文、デプロイの手順を学びます。 

ガイド 3: GitHub Actions でワークフローを管理およびモニタリングする

失敗したワークフローを再実行したり、リソースの使用状況メトリクスを分析したり、ワークフローを最適にカスタマイズできるように YAML コードを確認したりすることで、GitHub Actions のワークフローを効果的に管理、監視します。

ガイド 4: GitHub Actions を使用した高度なテスト自動化戦略

GitHub Marketplace を使用して、テスト ソリューションをカスタマイズしたり、マトリックスをマルチ システム テストの高速化に活用したり、複雑なプロジェクトのテスト戦略を定義したり、ランナー サイズを最適化して迅速でリソース効率の高い結果を達成したりします。

ガイド 5: GitHub Actions を使用した高度な自動デプロイ戦略

デプロイ保護ルールを設定し、workflow_dispatch を活用して手動制御を行い、デプロイ パラメーターを検証し、deployment_outputs を使用して重要なデプロイ後のデータを取得します。GitHub Marketplace を使用してデプロイを最適化し、ビジネスの拡大に応じて戦略の適応性と堅牢性を維持できるようにします。

以下の組織の業界エキスパートによるインサイト:

Deutsche Vermögensberatung (DVAG): 800 万人にサービスを提供するドイツの大手金融コンサルティング会社、DVAG は、GitHub Actions を活用して開発を強化しました。ワークフローが高速化し、セキュリティ リスクが 95% 低減されるという大きな成功を収めました。このモジュールでは、CI/CD パイプラインの効率をどのように最大化したのか、DVAG の体験談をご紹介します。

イタウ・ウニバンコ: ブラジル最大の民間銀行であり、ラテン アメリカのキー プレーヤーでもあるイタウ・ウニバンコ銀行は、歴史的な技術的負債と、急速に進化する金融テクノロジー環境という 2 つの課題に直面していました。GitHub Enterprise への移行により、同行の開発業務は劇的に変化しました。現在、同行の 17,000 人の開発者は、かつて 1 時間以上かかっていたデプロイを 10 分足らずで完了できます。このモジュールでは、ワークフローの自動化における GitHub Actions の重要性を語った、イタウ・ウニバンコ銀行の体験談をご紹介します。

Stack Overflow: 主要な開発者向け Q&A プラットフォームとして、Stack Overflow は毎月 1 億人以上のユーザーにサービスを提供しています。同社は GitHub Actions の大規模なランナーグループを活用し、アクセス管理を大幅に簡素化し、自社開発者のワークフロー効率を向上しました。このモジュールでは、ランナーグループを使ってどのように CI/CD パイプラインを効率化し、優先度の高いタスクにチームが集中できるようにしたのか、Stack Overflow の体験談をご紹介します。

Coyote Logistics: Coyote Logistics は複雑な調整が求められるロジスティクス ソリューションやサプライ チェーン ソリューションを提供し、北米と欧州の市場で重要な役割を果たしています。機能の明確性と柔軟性を重視して GitHub Actions を設定することで、同社はワークフロー ファイルを効率的に管理したり、さらにはプライベート リポジトリを試したりしています。このモジュールでは、こうした戦略によって CI/CD プロセスがどのように合理化したのか、Coyote Logistics の体験談をご紹介します。

GitHub Actions でランナーグループのプロビジョニングを開始する