GitHub でデプロイ環境を構成する
GitHub Actions でのアプリケーションの構築とテストが終了したので、次はデプロイを行います。しかし最初に、開発環境を作成し、構成する必要があります。環境により、さまざまな理由のために異なる環境をデプロイの対象にすることができるだけではなく、それらのデプロイに関する情報を確認できる単一の場所が提供されます。また、TELUS 社に参加してもらい、効率的な開発環境の設定に関する専門知識を提供してもらいます。
このガイドの学習内容
新しいデプロイ環境を作成する方法
デプロイ環境の構成に関するベスト プラクティス
デプロイ環境を作成する
1. actions-learning-pathway
リポジトリに戻り、[設定] をクリックします。[設定] タブが見つからない場合、[…] ドロップダウン メニューを選択し、[設定] をクリックします。
2. 左のサイドバーで [環境] をクリックします。
3. [新しい環境] をクリックします。
ソフトウェア デリバリー ライフサイクルのどの部分に該当するか分かるように、デプロイ環境の名前は development
, staging,
または production
とするのが一般的です。今回は、シンプルに環境に次の名前を付けます。production
.
4. 名前に「production」と入力し、[環境のコンフィギュレーション] をクリックします。
スムーズなデプロイの実現は、組織がシンプルさと戦略的なカスタマイズのバランスを取ることができるかどうかにかかっています。混乱と設定のオーバーヘッドを最小限に抑えるためには、中核となる 2 つの環境フレームワーク (開発とテスト用の非本番環境とエンド ユーザー用の本番環境) を設定することをお勧めします。 そうすれば、実験的な機能の導入や既存の機能の改良が必要になった場合でも、ステージング環境を追加するだけで、本番環境にデプロイする前に、テストしたり、バグを修正したり、全てが正しく動作していることを確認したりできます。
デプロイ環境を構成する
環境は明確に定義されたデプロイ先を提供するだけでなく、それらを保護するさまざまな設定も提供します。たとえば、環境にデプロイできるブランチやタグの制限、環境固有の変数やシークレットの保存、保護ルール (デプロイメント前にワークフロー実行をレビューするために特定のユーザーまたはチームを必要とするルールなど) の適用があります。
今回はデフォルトのままにしますが、この機会に慣れておくことをお勧めします。GitHub Actions での自動化されたデプロイ保護ルールに関する後のガイドで詳しく掘り下げます。
環境変数を使用すると、手動での設定の編集作業を減らすことができます。 変数はファイル パス、オペレーティング システムのバージョンなど、環境に関するあらゆる種類の非極秘情報の代わりに使用できます。これらの情報が変更されたときには、変数を更新するだけでよいため、個々のファイルを更新する手間が省けます。また、さまざまな環境でより簡単にコードやワークフローを実行できるようになります。
より機微性の高い情報には、Actions シークレットを使用します。 ワークフローや設定にパスワードを入れるのは、パスワードを記入した付箋をモニターに貼ることと同じようなものと考えてください。Actions シークレットを使用すれば、認証トークンやその他の秘密情報を環境間で安全に管理できます。
GitHub Pages を有効にする
デプロイメントに進む前にタスクが 1 つありますが、これはすぐに終わります。後でデプロイ先として使用する GitHub Pages を有効にすることです。
actions-learning-pathway リポジトリに戻り、リポジトリ名の下の [設定] をクリックします。[設定] タブが見つからない場合、[…] ドロップダウン メニューを選択し、[設定] をクリックします。
[Pages] タブをクリックします。
[構築 & デプロイ] の [ソース] ドロップダウンを選択します。[GitHub Actions] を選択します。
次の項目: GitHub Actions でのワークフローの自動化およびデプロイ
これでデプロイ環境を構成できたので、次はいよいよお待ちかねの、アプリケーションの GitHub Pages へのデプロイです。次のガイドに進み、デプロイの成功に関するベスト プラクティスを学びましょう。